(報告:副幹事長 田中利幸)
この度の大規模な震災により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に、被害を受けられた皆さま、およびご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。
この度の震災を受け、4月29日から5月1日までの日程で、現役団員とOB会有志で、岩手県山田町へボランティア活動に行って参りましたので、ご報告申し上げます。
岩手県、特に山田町には近年、高校生への応援指導等で法政大学応援団が大変お世話になった町です。
我々応援団にできる事は小さいかもしれない、しかし我々が行くことによって山田町の方々に少しでも、そして一時でも元気になっていただけるのであれば、この上なくありがたい事であります。ほんの少しの恩返しができればとの思いで現地に向かいました。
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4月29日未明にチャーターバスで東京近郊を出発し、翌朝に現地到着。現地にて若手OB数名も合流しました。
早速10時30分から「山田北小学校」に於いて現役・OB合同による心を込めたデモンストレーションが始まりました。
被災された方の様子はというと、皆さん真剣に見ていただき、笑顔の方もたくさんいて、「ありがとう」「元気をもらいましたよ」と声を掛けていただきました。また、涙を流して握手をして頂ける方もいらっしゃいました。
その後「山田高校」に場所を移し、二箇所の避難場所でも現役・若手OBの心をこめたデモンストレーションを見ていただきました。真剣な眼差しと笑顔に我々も最高の喜びを感じました。
また、地元の方のご配慮により「山田町役場」前でもデモンストレーションをやらせていただきました。200人位いたのではないかと思うくらいの大勢の方に集まっていただきました。
そして最後は現場復旧にあたられている北海道からの自衛隊・埼玉県警の方の前でも感謝の気持ちを込めてデモンストレーションをやらせていただきました。
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今回、このような活動ができたのも、地元・川石水産の川石社長をはじめとするこれまで大変お世話になっている山田町の方々のおかげによるものです。
川石社長ご自身も自宅も会社も工場も流され、大変な状況にもかかわらず、山田町の為にご尽力され、また我々法政大学応援団を愛して頂き、感謝と尊敬の念でいっぱいです。
若手OBは今までお世話になった川石社長、山田町への御恩に報いるべく、急遽5月1日まで残ることになりました。そのような心意気を応援団の先輩として大変嬉しく思います。
この絆を大切に、山田町の復興を心の底からお祈りし、エールをお贈りいたします。
川石社長、川石社長の奥様、山根先生、デモンストレーションを見て涙を流していただいた被災者の方々、大変な任務を一生懸命なされている北海道からきている自衛隊の部隊の方々、埼玉県警の方々、本当にありがとうございました。
最後になりますが、当日はOB会東北支部の田中啓司先輩(S50卒)も支援物資をご持参の上、駆けつけていただきました。田中先輩、本当にありがとうございました。
お昼には倉賀野君(H16卒)と共に山田町・沼崎町長へ法政大学応援団OB会からの義援金を届けていただきました。
また小宮山先輩(S39卒)には早々に義援金を、そしてコロンバン小澤社長・岩城先輩(S52卒)にはたくさんの「焼きチョコ」をご提供いただき、誠にありがとうございました。「焼きチョコ」は被災者の方にとても喜んでいただきました。
そして、同行してくれた増田君、元呑君お疲れ様、そして倉賀野君以下の若手OB・OGの皆さんありがとうございました。
この場をお借りしまして、本行動に対するご理解と多くの義援金をいただきましたOB・OGの皆様に厚く御礼申し上げます。
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※引き続き義援金を募集しております。
詳しくはこちらの記事をご確認下さい。